ひらたいにちじょう

まいにちうまれるじぶんのいちぶをきろくする

20230516 推しが日常に潜んでいる話

 

グッドナイト

 

今日は推しの話をしてみようかな、と思いまして。

 

忙しい業務の中、ふと気が付いたことがあったから、書き留めてみようと思います。だいすきな推しが私の日常に潜んでいる話。

 

職場で使う仕事ツールは基本的にPC。メール、データ作成その他もろもろ、便利で早くて、今では付箋ですらアプリとして搭載されているから、もうPCの中でほとんど完結できるようになっていると思う。

 

ただ、便利だけれど私の思考回路が「こっちのほうが早いよ!」と支持しているのが手書きメモ。パッとペンを手に取って、手元にあるメモにササッと書く。消したいときに黒くグルグルと塗りつぶすか消しゴムで消すか。間違った時にすぐにどうにかできないようなツールではあるけれど、紙とペンで人間味ある文字を書いて残すメモも嫌いじゃない。

 

慣れの観点でいくと、圧倒的に手書きメモとの付き合いが長い。間違えてシャシャっと消しても紙メモの上では成り立つし、電子メモとは違う気持ちのようなものが乗っている気もする。

 

今日は比較的忙しく、自身の業務も忙しなかったので、手書きメモをする回数が多かった。忙しい中での電話対応は焦る気持ちが文字に乗る。荒々しく私にだけわかる短い文字だけのメモを残して、伝達用にメモを書き直しているとき、ふと気が付いた。

 

ペンの持ち方が馴染んでいると。

 

というのも、授業というものを受けるようになった小学校から、ついこの間までの長い間、私のペンの持ち方は世間でいう「おはしと同じ」ではなかった。

 

文字で説明することが難しいけれど、スタンダードな持ち方が「人差し指を添える」のであれば、私の持ち方は「親指で人差し指を押さえる」だった。

 

文字を書くことを始めたころからの付き合いだったその持ち方を変えるきっかけをくれたのは、何を隠そう私の推し、BTSのJIN(以降ジンくん)である。

 

あれは確か、CMで彼が紙に文字を書いていたシーンを見たとき。シーンを見た誰もが「品」という言葉を受け取るんじゃないか。そのくらい、ペンを持つ彼が品に溢れていて、美しくて、目が離せなくなったことを覚えている。

 

「私もジンくんみたいに、綺麗にペンを持てるようになりたい」

 

そうして訓練を決意した。推しと共通点を持ちたいという不純な動機も添えて。

不純でもなんでも、長年連れ添ったペンの持ち方とお別れする決意をした事には変わりなく、何か新しいことを始めるというアクションにワクワクした。

 

ジンくんのペンの持ち方はいわゆるスタンダードなもの。ペンの持ち方のお手本の型。私はおそらく鉛筆を持つ練習の時にその持ち方を習ったはずなのだが、当時ひねくれていたのか、それとも我流がしっくり来ていたのか。いざスタンダードに戻した時、始めは満足に文字が書けなかった。

 

普段使わない筋肉を使うことになるし、スピード勝負の手書きメモでは全く戦力にもならない。ゆっくり馴染ませるにもなぜか気持ちは焦るし、焦る分文字が書けない。正直、大人になってこんな経験をするなんて思ってもみなかった。別に今までのままでも文字は書けるからよくない?と心の中のアクマがささやいたこともあった。

 

でも、なぜか諦めきれなくて、1日のうちで短い時間でもいいから少しでもチャレンジしようと心に決めた。まずは、伝達用に書き直しているメモから、と。

 

今日、その伝達用に書き直していいるメモを書いている時、すっかり馴染んだ推しと同じペンの持ち方を見て、にんまりしてしまった。本当ににんまり。伝達用のメモ、また書き直してもいいな、と思えるくらいに。にんまり。

 

本当に大げさな言い方みたいになってしまうけど、私はジンくんという存在に出会っていなければ、今でもあのペンの持ち方と連れ添っていたと思う。それがどうですか、今では二刀流。そう、前の持ち方もまだいらっしゃいます。

 

でもね、反射的に出るのは推しと同じスタンダードなんです。馴染んだんです。

私はこの馴染んだ事実がたまらなく愛おしい。何度でも文字を書きたい気持ちになってしまうんです。ものすごく単純。でも愛おしくてだいすき。

 

些細なことかもしれないけど、こうやって日常に推しの存在を感じることができるオタクな私って、ハッピーだなと思うわけですよ。たとえ、業務で体と心が疲れていても、そんな少しの自分の仕草でも幸せになれるからね。最高です。

 

さて、今日はいつもより多く書いている気がしているわ。推しの話になると文字の量も比例して多くなるのね、わかりました。でもね、ジンくんから影響を受けた話とか、ジンくんの考え方に助けられた話、なんてものはまだまだあるんですよね。

 

でもこれくらいにしておいて。

また私の日常にひょっこり推しの存在がちらっと顔を出した時にモリモリの文字量で登場させようかな。

 

あ、そうだ。最後にひとつだけ、

スタンダードなペンの持ち方、理にかなってます。手が疲れません。今更だけど六角の鉛筆が恋しかったりします。きっと今なら持ちやすいから。

 

 

明日もいっぱい手書きメモするぞ。